【号泣コピペ①】本当に泣ける話を厳選してまとめてみたよ

今回は、私がネットで収集した「泣けるコピペ」の中から、「厳選した泣ける話5本」をご紹介していきたいと思います😊
※内容は一般向けに編集して見やすくまとめてある為、原文とは一部異なります。

プロポーズ

彼女とは同棲してもう5年以上が経つ。

そんな彼女に、俺は今プロポーズをしようとしている。
だけど、緊張して上手く言葉が出てこない。
彼女は「どうしたの?顔色悪いよ?」と心配をし始めていた。

「あ、あのさ⋯?」

「⋯ん?」

俺は彼女の正面に座り直し、出来るだけ思いを込めて一言こう告げた。

「俺と結婚してくれ」

彼女は目を丸くしてただずっと俺の顔を見つめていた。

返事はすぐに来なかった。
その間、自分の心臓の音がとても大きく聞こえる。
彼女はその後、突然泣き出してこう返事してきた。

「⋯ごめんなさい。」

まさか断られるとは思っていなかった俺は、目の前が真っ暗になった。

他に好きな男がいるのか?
それとも別れを考えていたのか?
もうこれで俺達は終わりなのか?
プロポーズなんてしない方が良かったのか?

色々な事を考え俺が沈黙してた所へ、彼女はこう告げてきた。

「私⋯、赤ちゃん産めないの⋯。」

予想外の言葉だった。
全く予想もしていなかった返事だ。

彼女は泣きながら続けた。
病気が原因で子供が産めない身体になってしまった事。
毎日泣いて過ごしていた事。
そんな時、俺と出会った事。
でも俺に真実を告げれなかった事。
隠し続ける事が辛かった事。
この言葉を言われる日が来る事が怖かった事。

彼女は俺の事をとても悲しい目で見つめていた。
俺は今一体どんな目をしていたのだろう?

「こんな私でも結婚したい?」

その問い掛けに対して勿論、俺は何度も何度も頷いた。



辞書

中学の時、英語の辞書を忘れ、隣の女子に借りていた。
そいつとは家も近所だし仲も良い奴だったから、隙を見てその辞書の

「vagina」

の単語をで囲むイタズラ書きをしておいた。

⋯あれから10年以上が経って、そんな事もすっかり忘れていた。

ある日、英語の辞書が必要になり、中学時代のを探し出して使った。
そしたら憶えの無い落書きを見付けた。

「penis」

で囲んであったのだ。

「お返しだバーカ!昼休みに図書室で待つ!」

とも書いてあった。

それを見て俺は、色々と鮮明に思い出した。
あの頃から、彼女は昼休みになると真っ先に教室から出て行くようになっていた。
俺は「何委員だか知らないけど忙しいのかな?」なんて思っていた。
中学最後の昼休みも、彼女は教室にいなかったっけ⋯。

この落書きを嫁に見せたら、

「⋯今頃見付けるな!!」

と、彼女は顔を真っ赤にして怒っている。



ありがとうって言いそびれたヤツいる?

いっぱい泣きたい。
後一ヵ月後にはあなたの居ない暮らし。
俺が芋ようかん買って来た位で、病院のベッドではしゃが無いでよ。
顔をくしゃくしゃにして喜ばないで。
そして食べながら泣かないでよ⋯。

母さんが喜ぶなら、芋ようかんずっとずっと買って来るから。
母さんが居なくなっても、ずっとずっと母さんの為に喜ぶ事をするから。
母さん、ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう⋯。

最近はずっと起きてる。
なるべく寝ない様にしてる。
寝ても2~3時間位。
寝てしまう時間すらが惜しかった。
残された1ヶ月って時間、出来るだけ記憶に留めておきたかったから。

病魔の進行は容赦無く、どんどんと母さんを蝕んでいく。
薬の副作用で母さんは顔がむくんで、髪もボロボロと抜け落ちた。
「アハハ、お母さんブサイクになっちゃったわ!」
って、母さんは元気いっぱいに俺に言ってたけどさ⋯。
俺が病室を出た後、母さんの泣き声は外にも漏れていたから⋯。

母さんの好きな芋ようかんを俺は買って来てあげたんだ。
母さんが病気になる前から、給料入ったらお土産で買っていってたのね。
はしゃいで、顔をくしゃくしゃにして喜んで、でも食べながら泣いててさ⋯。

病院に行くのが辛かった。
そんな母さんを見てるのが耐えられなかったから。
そして運命の日は突然やって来たんだよ。

母さん、死んじゃった。

朝死ぬ事ねぇだろ⋯?
本当、人騒がせだよ⋯ねぇ、母さん?
死んじゃったら、芋ようかんもう食えないよ?
棺おけになんか芋ようかん入れたくないよ!
又買って来るから、又食べてよ?又笑ってよ?
又俺の名前呼んでよ!

最初って涙なんか出なかった。
親戚や友達に連絡して、それはもう事務的にお通夜とかの準備をしなければいけなくて。
涙を流す暇が無いっていうのかな?
親父も姉ちゃんも、同じ様に忙しくて悲しみにひたる余裕は無いって感じだった。
忙しさに追われてたから、冷静でいれたのかも知れない。
一度、家に帰ってくる時に三人で夕飯食べたんだ。

緊張の糸が切れたのか、その時になって親父が言葉詰まらせてイキナリ子供みたいに泣き出してさ。
俺はずっと黙ってた。姉ちゃんも黙ってた。
俺は泣かなかった。泣けなかった。
黙って食べてた。
何かしゃべったら俺も崩れてた。

皆さん。大切な人に「ありがとう」って言いそびれては居ませんか?
俺は「ありがとう」って言い足りなかったと、ずっとずっと後悔しています。
俺みたいに後悔をしない様、恥ずかしがらず沢山「ありがとう」と言って下さい。
家族を大切にして下さい。
愛情を素直に受け取って下さい。

母さん⋯。今まで本当にありがとうございました。



クリスマスプレゼント

娘がクリスマスの数日前から、欲しい物を手紙に書いて窓際に置いていた。
何が欲しいのかな?と、便箋を破らないように手紙を覗いてみたら、こう書いてあった。

「サンタさんへ。おとうさんのガンがなおるくすりをください!おねがいします!」

私と夫はまず、普通の粉薬に
「ガンがなおるおくすり」
と書いたものを用意。
それを、娘が好きなプリキュアの人形と一緒にクリスマス前日、娘の枕元に置いておいた。

朝起きて、娘はそのプレゼントに声に上げ喜んでいた。

「ねぇねぇお父さん!!サンタさんからガンが治る薬貰ったの!早く飲んでみて?」

娘は早速、朝食を食べる夫の元に飛んで行き、夫に薬を飲ませに来た。

「お!何だか体の調子が良くなってきたぞ?」

と夫が言うと娘は

「良かった!」

と大喜びをする。

「これでお父さんとまたいっぱい遊んでもらえるし、ハイキングも動物園も一緒に行けるね!」

娘の笑顔に夫は段々と顔を歪め、声を押し殺し「ぐっ、ぐうっ」と泣き始めた。

「来年はお前がサンタさんだな。しっかり頼むぞ?」

小声で夫が言った言葉に、私も声を押し殺して泣いた。



お別れ会

小学生の時、頭が弱くて会話のテンポも少し遅い子がいた。
でも絵はとても上手く、彼はよく空の絵を描いていた。

担任の先生は算数の時間、解けないと分かってるのに答えをその子に聞く。
指を使い
「ええと、ええと⋯。」
と、考える彼の姿を見て周りは笑っている。
先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせていた。

私はこの先生が大嫌いだった。

ある日、その先生が違う学校へ転任する事が決まった。
先生のお別れ会をする事が決まり、代表の言葉を誰が言うかを決める事になった。

「先生に一番、世話を焼かせたお前が代表やれよな?」

誰かがこう言い、代表は彼に勝手に決められた。
1人立たされ、どもる姿を期待したのだ。
私はその時の彼が言った言葉を今でも忘れない。

「僕を、普通の子と一緒に勉強させてくれてありがとうございました。」

水彩絵の具の色の使い方を教えてくれた事。
放課後にソロバンを付きっ切りで教えてくれた事。
感謝の言葉は10分以上続いていた。
皆、ずっと黙って彼の話を聞いていた。
震えながら嗚咽をくいしばる先生の声だけが、体育館に響いていた。

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